八幡浜市は平地が少なく海と山に囲まれた地形のため、長い年月をかけて海を埋め立て山を削り、土地を拡げてきた歴史があります。また、南海トラフを震源とする大規模地震も経験したことはありますが、前回の発生から長い年月が経過していることから、過去の被災規模やその後の復興の歴史を知る人は少ないと思われます。
現在、八幡浜市内においても防災士の養成が進み、防災に対する意識向上に向けて各地域で地道な取り組みが行われており、行政もハザードマップの整備や周知啓発に努めています。そのような中、令和7年3月31日に、南海トラフ巨大地震モデル・被害想定手法検討会による地震モデル報告書が公表されました。愛媛県下の詳細な被害想定はこれから整理されますが、八幡浜市では津波高1m到達まで最短29分、最大津波高10mと報告されており、東日本大震災と同規模の地震の発生が想定されている上、死者数や被害総額は大幅に上回るとされています。
今後30年以内に80%程度の確率で発生すると言われている南海トラフ地震にどう向き合い、一人でも多くの命を失わずに乗り越えるにはどうすれば良いのか。愛媛大学の准教授2名をお迎えし、八幡浜市の防災について考えるヒントをいただくことを目的に開催します。
日時
令和7年6月4日(水)13時30分~16時30分(受付13時00分~)
会場
八幡浜市民文化会館ゆめみかん 2階サブホール
(〒796-0202 八幡浜市保内町宮内1番耕地118番地)
主催
社会福祉法人 八幡浜市社会福祉協議会
プログラム
講義1 八幡浜市の土地の成り立ちや災害史から学ぶ
講師 大本敬久 氏
愛媛大学 地域協働推進機構 特定准教授
地域協働センター南予 副センター長/地域協働コーディネーター
講義2 南海トラフ地震新想定と地域防災への備え
講師 二神 透 氏
愛媛大学 防災情報研究センター 副センター長
社会共創学部 准教授
参加対象者
関心のある八幡浜市民及び八幡浜市在勤者どなたでも
参加費
無料
参加方法
- 申込書を提出(窓口、メール、FAX)
Word / PDF - メールフォームに必要事項を入力
➡申込みフォームはこちら
問い合わせ先
社会福祉法人 八幡浜市社会福祉協議会
地域福祉課 地域福祉係
〒796-0010 八幡浜市松柏乙1101番地 八幡浜市保健福祉総合センター2階
TEL 0894-23-2940 FAX 0894-23-0506